GPIF運用損5.3兆円に
年金積立金管理運用独立行政法人ことGPIFは、
2015年度の運用実績が約マイナス5.3兆円になったと発表した。
なお、累積の収支は45兆円を上回るプラスで推移している。
ここもとの株安、なんと言っても為替の影響が大きいと言えるだろう。
今日は102円前半で推移している。
つい最近まで120円台のような気がしていたのも夢のようだ。
EU離脱だとかなんだとかで騒いでいたときには100円だって割り込んでいたんだから、
為替の影響が大きいのだろう。
そもそも、マイナスになったとか言っているけれど、
この運用資産残高134兆7千億円、年金全体の2割を占めているのだとか。
7割が現役世代の保険料、残りの2割が年金として支給されているそうだ。
新聞をよく読まないと誤解してしまうなと思った次第だ。
結局は現役世代が働かないと年金の基が確保できないのだ。
減った、増えたって微々たるもんだ。
影響は軽微、むしろないとGPIFは言っているようだが、
株式の組み入れ銘柄も公開したことだし、引き続きクリーンな情報開示を望みたい。