紙つなげ!彼らが本の紙を作っている
普段何気なく手に取っている雑誌、マンガ、書籍。
なんとか印刷所とかというのは思い浮かぶが、
実際にどこでその紙が刷られているかなんて、意識をしたことがあまりない。
少なくとも、ライターになりたいと思っているのにだ。
本書は日本製紙石巻工場が、東日本大震災をどのように受け、どのような心境で、半年という期限を決めて復興に向けてどのような行動をとったのかということが書かれているノンフィクションだ。
事実しか書かれないノンフィクションは、人のリアルな心情が描かれると思う。
おそらく、文章で淡々と書かれているけど、そんな簡単なもんじゃないとは思う。
美しいことばかりが取り上げられ、オブラートにつつみがちなのが、メディアの特徴と言えよう。
しかし、良い面も悪い面も、真実は何かを伝えている本だと思う。