同一労働同一賃金を考える
1993~2005年頃は厳しい就職活動だったと言われている。
俗に就職氷河期と言われているのはその時期だ。
私が就職活動をしていたのは2004年。
今思えば、
簡単に就職できるんじゃないかくらいに思っていた自分が恥ずかしい。
結果はもちろん惨敗。
派遣社員として企業に勤めることになった。
新卒って人生に一回しかないのでとっても大事。
私はこれまで生きてきて後悔だらけだけど、就職活動がやり直せるなら
やり直したい。
働き初めて10年以上がたった今。
結果だけを見ると、あのときの選択は間違いではなかった。
私は相当運が良い。これは確実に言える。
そんな私はフリーになろうと会社を辞めようとしている訳だが、
この選択が正しいかはわからない。
前置きが長くなったが、私の少し先輩である
就職氷河期時代に入社した社会人は現在30代後半~40代前半になったそうだ。
そんな世代の人々が正社員を目指して、職業訓練校に通っているという記事を目にした。
厚生労働省が発表している資料を検索してみると
総務省の調査がデータとして掲載されていた。
それによると平成27年の非正規雇用者の割合は37.5%である。
さらに、新聞記事に書かれていた総務省の調査によると、この年代の非正規雇用者は390万人だそうだ。
不本意ながらも非正規を続けている割合は2割に上るそうだ。
最近「同一労働同一賃金」という言葉を耳にする。
同じ仕事をしているのであれば、
給料も年功序列ベースから、職務ベースにするというものだ。
私も派遣をやっていたから、よくわかる。
私より全然働いていないおじさんが、
何倍もの給料をもらっているのだから。
同じ仕事をしていた正社員だっていたし、
拘束時間も同じなのに、賞与はもちろんない。
なんだよなぁと思っていたけど、
周りの上司や先輩、他部署の人まで本当によくしてもらったから
私の場合は恵まれていたのかもしれない。
また脱線してしまったが、
非正規雇用で納得していない人が多いということだろう。
だらだらしている正社員に下剋上といったところか。
安定ってなんだろうか。
人手不足って言われているのに、
非正規が増えているってどういうことだろうか。
キャリアアップの機会が少ない非正規。
サポートが手薄い非正規。
働くことで得られることは計り知れない。
正社員になれるチャンスはやはり、増えるべきだと考える。
正社員も自身の勤務態度を振り返ることを
主張したいと思う。
仕事は線引きが難しい。
スパッとこれという答えがない。
このテーマはもう少し調べてまた書くこととしたい。